1月号の特集は「高齢社会の国際規格」


高齢社会への対応が喫緊の課題となっているのは日本だけではありません。欧米はもちろんのこと、いずれは世界中のどの国も避けて通れない問題になることから、国際的な指針が不可欠であり、国際標準化団体であるIECとISOが高齢社会対応に乗り出しました。2015年からIECは高齢者や障がい者を支援するためのシステムについて、SyC AALで議論を始めました。一方、ISOは高齢社会をテーマとするTC314を立ち上げ、2017年から議論をスタートさせました。日本ではこの両者への対応を含めた高齢社会対応標準化国内委員会を設置し、国際標準化活動に取り組んでいます。

本特集では主にISO/TC314の活動にポイントを絞り、同TCの各WGで開発中の高齢者就労、認知症対応、介護対応、ウェルビーイング、在宅ヘルスケアをテーマとした規格について、それぞれの開発経緯・概要・活用の在り方などを、TC314国際エキスパートの方々にプレゼンテーションあるいは座談会形式で解説いただきました。特集に参加いただいた方々は、山田肇氏(東海大学)、佐藤洋氏(産業技術総合研究所)、グスタフ・ストランデル氏(こひつじ会グループ朝日ケアコンサルタント)、浅野健一郎氏(社会的健康戦略研究所)、玉山美紀子氏(フジクラ兼社会的健康戦略研究所)、倉片憲治氏(早稲田大学)、森田朝子氏(在宅ケアもの・こと・思い研究所)、林剛久氏(日本規格協会)、松岡光一氏(同)、水野由紀子氏(同)です。なお今回の特集では、企画・座談会運営等において日本規格協会 システム系規格開発ユニット 社会システム系規格チームにご協力をいただきました。

特集詳細


Part 1 ISO/IECにおける高齢社会対応標準化の概要
分野横断的な規格のあり方を検討 高齢社会の支援技術を世界に発信
取材先 ISO/TC314 & IEC SyC AAL 国際エキスパート・国内委員会事務局
一般財団法人日本規格協会 システム系規格開発ユニット 社会システム系規格チーム 林 剛久 氏

Part 2 高齢社会に資する国際標準化の全貌
ヘルスケアの抜本的改革に不可欠なICT活用と国際標準化
取材先 ISO/TC314 & IEC SyC AAL 国内委員会委員長/Head of delegates
東洋大学 名誉教授
山田 肇 氏

Part 3 ISO/TC314/WG1〜3の規格開発に関する座談会
高齢者就労・認知症・介護の規格が企業と地域社会に活力をもたらす
出席者:
山田 肇 氏(ISO/TC314 国内委員会委員長)
佐藤 洋 氏(ISO/TC314/WG4 国際議長)
グスタフ・ストランデル 氏(ISO/TC314/WG2 国際エキスパート)
松岡 光一 氏(ISO/TC314/WG2 国際エキスパート)
水野 由紀子 氏(ISO/TC314/WG4 セクレタリサポート)
コーディネーター  林 剛久 氏(ISO/TC314/WG1 国際エキスパート)

Part 4 ISO/TC314/WG4の規格開発に関する座談会
健康経営に高い実績を持つ日本がウェルビーイングの標準化を提案
出席者:
山田 肇 氏(ISO/TC314 国内委員会委員長)
佐藤 洋 氏(ISO/TC314/WG4 国際議長)
浅野 健一郎 氏(ISO/TC314/WG4 国内委員会委員長)
玉山 美紀子 氏(ISO/TC314/WG4 セクレタリ)
林 剛久 氏(ISO/TC314/WG4 国際エキスパート)
松岡 光一 氏(ISO/TC314/WG4 国際エキスパート)
コーディネーター 水野 由紀子 氏(ISO/TC314/WG4 セクレタリサポート)

Part 5 ISO/TC314/WG5の規格開発に関する座談会
当事者のニーズ調査をベースに日本が在宅ヘルスケアのTRを提案
出席者:
山田 肇 氏(ISO/TC314 国内委員会委員長)
倉片 憲治 氏(ISO/TC314/WG5 コンビナー)
森田 朝子 氏(ISO/TC314/WG5 セクレタリサポート)
林 剛久 氏(ISO/TC314/WG5 国際エキスパート)
水野 由紀子 氏(ISO/TC314/WG5 国際エキスパート)
コーディネーター 松岡 光一 氏(ISO/TC314/WG5セクレタリサポート)

協力:日本規格協会 システム系規格開発ユニット 社会システム系規格チーム
取材:月刊アイソス