2月号の特集は「モデリング&クリーンランゲージによるMS運用 〜人間中心組織の構築・運用を目指して〜」


本特集の執筆者の一人である山上裕司氏(株式会社イノベイション代表取締役)が特集の冒頭に、今回の特集記事の趣旨と概要について、次のように書いています。「前回の連載から2年経ちました。この2年間コロナの影響で世の中は180度様変わり、今までのリスク管理や様々な経営手法が通用しなくなったようにも思えます。その中で、今回ISOS社より「人間中心組織とは何か」を考える良い機会を頂いたことに感謝申し上げます。MS(Management System)組織内にクリーンランゲージを取り入れたことで人の意識やリーダーシップに影響を与え、それによって対応方法、意思決定や将来性を確かなものにできるなどの事例や考察をご紹介します。英国や米国からの特別寄稿も交え国際色豊かで多様性に富んだ内容となっています。最後までどうぞよろしくお願いいたします」



特集詳細


今回の特集は5つのパートで構成されています。それぞれのパートのテーマと執筆者は次のとおりです。

Part 1 組織やマネジメントとシンボリック・モデリング
執筆者(英国):ジェームズ・ローリー(James Lawley)
Part 2 深刻な事故や死亡事故の調査において、トラウマを抱えた被害者の「抵抗」を回避するために
執筆者(米国):シャロン・スモール(Sharon Small)
Part 3 危険事故の根本原因究明を可能に
執筆者(米国):ジェームズ・ラミレス(James Ramirez)
Part 4 DX時代の品質保証探求、監査やLCA(潜在原因分析)アプローチへのクリーンランゲージインタビューの有用性と可能性
執筆者(日本):日本電気株式会社 環境・品質推進本部(TQM推進)、NEC Certified Professional(品質保証プロフェッショナル) 北村 弘
Part 5 モデリングとクリーンランゲージを組み合わせたMS運用で人間中心組織を
執筆者(日本):株式会社イノベイション 代表取締役  山上 裕司


Viewpoint this monthでは小川紘一氏を取材


エレクトロニクス分野で製品イノベーションを主導していた日本企業が量産化のステージに入ると市場撤退に追い込まれました。この背後で起きていたのがオープンアーキテクチャの広がりであり、オープン化した技術を活用する新興国の低コスト生産に日本企業が勝てなかったのです。その一方で、現在も成長を続ける先進国企業もあり、この成長を支えていたのがオープン&クローズの戦略思想でした。オープンアーキテクチャとは何か、なぜオープン化されると市場が急成長するのか、21世紀のオープン&クローズ戦略とは何か、などについて日本企業再興の条件として同戦略を提唱している小川紘一氏(東京大学未来ビジョン研究センター シニア・リサーチャー)から話を聞きました。



日本品質管理学会の新会長に永田靖氏(早稲田大学)が就任


永田靖氏(早稲田大学創造理工学部経営システム工学科教授)が就任しました。永田氏は1957年生まれ、1985年大阪大学大学院基礎工学研究科博士後期課程修了(工学博士)、熊本大学工学部専任講師、岡山大学経済学部助教授、教授を経て、現職。日本の産業界で問題が長期化しているのが品質不祥事です。永田新会長は、「私が学会に入った1980年代はまさに品質管理が大ブームになっていた。ブームはいずれ忘れ去られる。品質管理というのは、ブームでやるものではなく、もともと地道に、当たり前に続けていくものだ。地道な品質管理活動に力を入れれば、品質不祥事は防ぐことができる」と強調しました。NEWS & REPORTSでは、永田新会長のインタビュー記事を掲載しています。