
特集 ISO 9004対応 組織のQMS有効性評価
アイソス2022年4月号の特集は「ISO 9004対応 組織のQMS有効性評価」(執筆/青木 明彦 IRCA登録 QMSプリンシパル審査員)です。ISO 9004:2018版にて5段階レベルのQMS評価基準が発表されていますが、この規格では全世界、全産業、全組織に共通で使用できる表現でQMS評価基準が示されていますので、この規格を使って企業が自社のQMS運用の改善課題を顕在化するのはかなり難しいと思います。
そこで本特集のPart 1では、ISO 9004の5段階レベルのQMS評価基準と、その基準を実際に実現するとどういう運用になるのかを対照表で示してみました。この対照表を見ることで、自社のQMS活動のレベルを検証できることができます。さらにPart 2では、ISO 9004には書いていませんが、製品の品質保証に直接関わるプロセスに着目した検証を、文書と記録について検証することも提案しています。本特集の執筆者は青木明彦氏(IRCA登録 QMSプリンシパル審査員)です。
Viewpoint this month 江崎正氏(ソニー)を取材
巻頭記事であるViewpoint this monthでは、IEC SMB(標準管理評議会)日本代表委員を務める江崎正氏(ソニー)に、企業になぜ国際標準化への取組みが必要なのか、標準化人材育成のポイントは何か、日本に今後どのような標準化戦略が求められるかについて話を伺いました。
4月号から新連載が8本スタート
4月号から新連載が8本スタートします。向殿政男(ISO/TC283国内審議委員会委員長)、山田肇(ISO/TC314 & IEC SyC AAL 国内委員会委員長/Head of delegates)、渡辺研司(ISO/TC292国内委員会SG1委員長)、高橋義郎(高橋マネジメント研究所)、金子浩一(金子技術士事務所)、中島健一(早稲田大学)、野元伸一郎(kiipl & nap)、食品品質プロフェッショナルズの有志(初回は広田鉄磨)、日本能率協会主任講師の有志(初回は中川優)といった豪華多彩な執筆陣です。
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特集 ISO 9004対応 組織のQMS有効性評価
執筆/青木 明彦(IRCA登録 QMSプリンシパル審査員)
特集目次:
Part 1 ISO 9004に対応したQMS有効性を検証する
Part 2 製品の品質保証に関わるプロセスのQMS有効性を検証する
■Viewpoint this month
リレー連載 第119回
ISO、IECをどうビジネスに活用するかを考える
トレンドは標準化を使った社会課題の解決
取材先/IEC SMB(標準管理評議会) 日本代表委員 江崎 正 氏
■Insight
国際標準は安全+安心へ
連載 第1回 安全学の基礎
執筆/ISO/TC283国内審議委員会委員長 明治大学 名誉教授 向殿 政男
標準と共に生きる時代が来た
連載 第1回 街は標準であふれている
執筆/ISO/TC314 & IEC SyC AAL 国内委員会委員長/Head of delegates
東洋大学 名誉教授 山田 肇
新型コロナ禍後のBCMSのあるべき姿とは?
連載 第1回 新型コロナ禍発生までのBCMS
執筆/ISO/TC292国内委員会SG1委員長 名古屋工業大学大学院 教授 渡辺 研司
■全体最適経営
5つの視点の因果関係で導く全体最適経営
連載 第1回 経営に役立つISOマネジメントシステムとは
執筆/高橋マネジメント研究所 代表 学校法人桜美林学園 顧問 高橋 義郎
■QCツール
先手管理七つ道具(SE7)でTQM/ISOの融合をはかる
連載 第1回 先手管理七つ道具(SE7)とは何か
執筆/金子技術士事務所 所長 金子 浩一
早稲田大学 社会科学総合学術院 教授 中島 健一
■カーボンニュートラル
いかにしてカーボンニュートラル対応のQMSを構築・運用するか
連載 第1回 企業におけるカーボンニュートラル対応の必要性
執筆/みらい株式会社 統括ディレクター/COO
株式会社 kiipl & nap エグゼクティブ・コンサルタント 野元 伸一郎
■食品安全
HACCP適用から食品安全国際規格へのステップアップ
連載 第1回 HACCP義務化後の日本の現状
執筆/一般社団法人食品品質プロフェッショナルズ 代表理事 広田 鉄磨
■SDGs
SDGs推進の6つのポイント
〜未来デザイン、脱プラ、中小企業の取組み、ESG投資、気候変動、コンプライアンス〜
連載 第1回 SDGsで企業の未来をデザインする
執筆/一般社団法人日本能率協会 ISO研修事業部 主任講師
オフィスグラビティー 代表 中川 優
■マンガ
マンガで学ぶ ISO 9001
連載 第7回 外部から提供されるプロセス、製品及びサービスの管理
執筆/株式会社グローバルテクノ・国際システム審査株式会社 代表取締役 砂川 清榮
And more
目次
編集後記/次号予告/広告目次 etc.